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2020年01月06日 トピックス

2020年を迎えて

日清丸紅飼料株式会社
代表取締役社長
水本 圭昭

謹賀新年
平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

2020年代の新しい10年の幕開けを皆様と共に迎えることができましたことを心よりお慶び申し上げます。これからの10年の間に世の中は変革に注力し2030年を迎える頃には世界が大きく変わっていると思います。

過去を振り返りますと、日本では1990年代初頭に畜産物の輸入自由化が始まり、国内の飼料生産量は大幅に減るという悲観的な予測が出ました。しかし、直近の10年を見ますと畜産物の輸入自由化が始まる直前の飼料生産数量からは減ったものの2,400万トン内外で推移しています。これは美味しくて安全・安心な畜産物と水産物を市場に提供し続けた生産者皆様の努力のお陰です。弊社では国内飼料メーカーとして初めて2013年にISO22000の認証を取得しました。さらに2018年には業界に先駆けて知多工場でFSSC認証を取得し、GMP適合確認も主要JV一工場を残してすべての工場で完了しております。私たち日清丸紅飼料は日本の素晴らしい畜産物・水産物生産の一筋として安全・安心に向けた飼料生産体制の維持・増強をさらに進めて参ります。

足元では、2018年末にTPP11が発足し、2019年2月には日欧EPAが締結され、もう一段の国内畜産物市場の開放が始まっています。世界の政治・貿易・人口の動向と原料の争奪を注視し、国内では自然災害の大型化への備え、防疫体制の強化、人手不足、AI技術やIOTの高度化、畜産物と水産物の輸出、等々が一層重要な課題となります。経済・環境・社会が密接に絡み合う2020年代の経営は今まで以上に「持続可能」が重視されます。日清丸紅飼料が取り組むSDGs(持続可能な開発目標)を進め、国内の畜産と水産の発展に寄与し持続可能な社会づくりに貢献する飼料会社を目指したいと思います。

皆様の今年一年のご健勝、ご多幸と益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。

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