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2018年12月26日 価格改定

2018年度第4四半期(2019年1~3月)の畜産用配合飼料価格

当該期間の畜産用配合飼料は2018年10~12月期に対して値上げと致します。

米国とうもろこしは豊作でしたが、収穫が進むなかで単収がやや悪化しました。米国とうもろこし在庫率が昨年比低下することなどから、コーンシカゴ相場は380¢前後と10~12月対比で堅調に推移しています。シカゴ大豆・大豆粕は米国豊作と南米の豊作も見込めること、中国の大豆需要減少傾向などから頭の重い展開で、1~3月渡し大豆粕は10~12月渡しに比べて価格が軟化します。しかし、先期比で米国ドル円相場がやや円安、海上運賃も続伸していることから、とうもろこしや大麦など穀物類の価格上昇が目立ち、2019年1~3月期の配合飼料価格は値上げと致します。

以上

2018年度第3四半期(2018年10~12月)の畜産用配合飼料価格

当該期間の畜産用配合飼料は2018年7~9月期に対して値下げと致します。

今季の米国とうもろこしは順調な生育が続き、豊作が確実な情勢となっています。コーンシカゴ相場は360¢前後の推移、7~9月対比で軟化しています。米国大豆も順調な生育で同国史上最高の豊作が視野に入ります。また、大豆関連は引き続き、米中通商摩擦の渦中にあり、シカゴ大豆・大豆粕相場は頭の重い展開で、10~12月渡し大豆粕は7~9月渡しに比べて価格が軟化します。一方、海上運賃は中国勢による南米大豆輸送長期化や石炭需要も強いこと、船舶燃料も高止まりしていることから堅調。米国ドル円相場も先期比でやや円安傾向の情勢ですが、穀物相場の軟調推移により、2018年10~12月期の配合飼料価格は一部を除き値下げと致します。

以上

2018年度第2四半期(2018年7~9月)の畜産用配合飼料価格

当該期間の畜産用配合飼料は2018年4~6月期に対して値上げと致します。

ブラジル裏作とうもろこしが降雨不足で減産すること、米国とうもろこしも今季は作付け面積が二年連続で減少することや植付遅れで、とうもろこしシカゴ相場は先月4ドルを突破しました。6月に入り米国産の作柄が良好で370¢~380¢に軟化しましたが、来月は豊凶を左右する受粉期を迎えます。米中通商摩擦はシカゴ相場の下押し圧力となる一方、中国の大豆手当がブラジルに一段と傾くことで穀物の需要が米国に集中、とうもろこしや大豆関連の輸出港価格(FOB)は堅調となりました。海上運賃は一進一退ながら、米ドル高円安もあり、とうもろこし、大豆粕とも4~6月期に比べ価格上昇となります。ビタミン類に関しましては、昨秋火災したドイツ化学品工場が再稼働、ビタミンAやEなどは8月から9月に本邦到着の見込みで、デリバリ、価格とも徐々に落ちつく見通しです。以上の情勢より、2018年7~9月期の配合飼料価格は値上げと致します。

以上

2018年度第1四半期(2018年4~6月)の畜産用配合飼料価格

当該期間の畜産用配合飼料は2018年1~3月期に対して値上げと致します。

アルゼンチンは干ばつでとうもろこし、大豆とも大幅な減産となり、穀物相場は堅調です。とうもろこしシカゴ相場は380¢~390¢まで上伸、更にアルゼンチンの輸出力が萎えたことから、需要が米国などにシフトして、とうもろこし輸出港価格(FOB)も高騰しました。大豆粕も同様な展開で4~6月渡大豆粕価格も堅調な値動きとなりました。海上運賃は中国による旺盛な大豆買いが、米国からブラジル積みに移行中で底堅い展開が続きます。為替は米ドル安円高ですが、商品相場高を打ち消せない情勢です。ビタミン類に関しましては、火災停止中のドイツ化学品工場の再稼働が近い模様ですが、ビタミンAやEの製品化の目途は更に先と見られ、この4~6月期がビタミン価格の天井となる見通しです。以上の情勢より、2018年4~6月期の配合飼料価格は値上げと致します。

以上

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