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2017年12月25日 価格改定
平成29年度第4四半期(平成30年1~3月)の畜産用配合飼料価格
当該期間の畜産用配合飼料は29年10~12月期に対して値上げと致します。
米国とうもろこしは同国史上二番目の豊作が見込まれ、シカゴ相場は350¢前後と軟調です。しかし、大豆相場は中国の輸入意欲が萎えないこと、大豆や大豆粕の一大輸出国であるアルゼンチンに降雨不足の心配があることから堅調で、1~3月渡大豆粕は10~12月期に比べ、大幅な価格上昇となります。海上運賃も中国への大豆や石炭などの輸送が活発なことなどから前期比で続伸となり、為替も前期比で米ドル高円安の情勢です。また、ビタミン類が従前にない状況となっています。中国での環境規制の影響でビタミン製造業者の稼働率が著しく低下しましたこと、ドイツ化学品メーカーの火災でビタミンAやEなどの中間原料供給が現在停止していますことから、ビタミン類がひっ迫感、価格高騰となっております。以上の情勢により、平成30年1~3月期の配合飼料価格は値上げと致します。
以上
平成29年度第3四半期(平成29年10~12月)の畜産用配合飼料価格
当該期間の畜産用配合飼料は29年7~9月期に対して値下げと致します。
〈主な要因〉 米国とうもろこしは8月に冷涼な気候に恵まれたこともあり、シカゴ相場は360¢前後に軟化しました。シカゴ大豆関連は米国が豊作ですが、中国の活発な買付などで、とうもろこしほどの軟化は見られません。大豆粕は前期(7~9月)と同水準の価格帯が見込まれます。海上運賃は北半球が冬場に向かい穀物などの荷動きが活発化することなどで堅調で、為替(米国ドル/円)も前期と同水準ですが、コーンシカゴ安により、とうもろこし価格が前期比で軟化することから、29年10~12月期の配合飼料価格は値下げと致します。
以上
平成29年度第2四半期(平成29年7~9月)の畜産用配合飼料価格
当該期間の畜産用配合飼料は29年4~6月期に対して値下げと致します。
〈主な要因〉 米国とうもろこしは受粉期を前にやや作柄が悪く、シカゴ相場は370¢前後と堅調です。一方、南米大豆生産好調を背景にシカゴ大豆粕相場は$300(ショートトン)前後と軟調で、大豆粕は4~6月期対比で安値となります。海上運賃も石炭や鉄鉱石などの乾貨物荷動きが鈍く、軟化しています。更に為替も先期に比べ、円高傾向が見込まれることから、29年7~9月期の配合飼料価格は値下げと致します。
以上
平成29年度第1四半期(平成29年4~6月)の畜産用配合飼料価格
当該期間の畜産用配合飼料は29年1~3月期に対して値上げと致します。
〈主な要因〉 南米とうもろこしの生育が順調ですが、シカゴとうもろこし相場は米国産への需要が強く、360¢から370¢のレンジ取引となっています。大豆・大豆粕も南米産が端境期で、コーン同様に先期より、やや高い価格水準となっています。
海上運賃も引き続き、中国勢の乾貨物需要(石炭、大豆など)が活発で、米国西海岸やインドネシアの滞船も重なり、続伸しています。為替は米ドル高/円安が一服する気配もありますが、とうもろこし、大豆粕などのコストアップは避け難く、29年4~6月期の配合飼料価格は値上げと致します。
以上