北さつま牛とワインを楽しむ「Gyu do!」

外観写真
瀟洒な雰囲気のGyu do!店舗外観

 有限会社 福永畜産は2012年、鹿児島県最大の繁華街として有名な天文館に焼き肉店「Gyu do!」をオープンしました。今回はお店で福永畜産自慢の北さつま牛をいただきながら取材を行いました。 モザイクタイルがあしらわれた店内では、ジャズミュージックが流れる中、ギャルソンエプロンをつけた店員さんがワインボトルを手に給仕していて、フレンチビストロに来たような印象を受けます。福永社長は30代のころから焼き肉店の開店を夢見てプランを温めていたそうで、あらゆる面で今までの焼き肉店の概念を覆すお店として、外装・内装はデザイナーに依頼しておしゃれなお店に仕上げました。また、従来、鹿児島県の焼き肉店では焼酎が主流で、肉料理と相性がいいワインをメインにした店は1軒もないことに気が付いた福永社長は、ソムリエが厳選したワインを取り揃え、お店で提供することにしました。更に店員さんが客席で肉を焼いて取り分けるなど、今までにないサービスも取り入れました。他店でもいい肉を出している以上、サービスで勝負する必要があると考えたからです。こうしたワインの品ぞろえやサービスをきっかけに人気に火が付き、「Gyu do!」は今や天文館では知らない人がいない有名店になっています。ちなみにこの「Gyu do!」というユニークな店名は、「和牛道-極上を味わう!!誰も教えてくれなかったマル驚和牛ワールド」(扶桑社文庫/みかなぎ りか著)という本のタイトルと「牛、どう?」という洒落をかけて思いついたそうです。

ソムリエ
ソムリエ厳選のワインが熟成肉の味を引き立てます

さて、いよいよ本題の牛肉についてですが、「Gyu do!」では50日間熟成(ドライエイジング)した北さつま牛の肉を提供しています。ドライエイジングとは、温度0~4℃、湿度80%前後を保った熟成庫内で肉を熟成させる方法のことです。熟成することで余分な水分が抜け、内部の酵素等の働きで甘くて香ばしい匂いと共に柔らかくなり、肉本来の旨味もより濃厚になってきます。最近、様々なメディアでも取り上げられている熟成肉、いったいどんな味がするのでしょうか?実際に焼き肉を食べてみた感想として、タン、サーロイン、カイノミ、ザブトン、ヒレなど、どの部位も通常の肉に比べて非常に柔らかく味わい深いのに、しつこさがなく、どんどん食が進みました。熟成肉と赤ワインの相性も抜群でした。この美味しさを表現しきれない自分の文章力のつたなさが悔やまれてなりませんが、皆様も鹿児島へお越しの際はぜひ、「Gyu do!」で北さつま牛の熟成肉と厳選ワインをお試しください。

ギャートルズステーキ
店内
上/テーブルを彩る北さつま牛熟成肉の盛り合わせ。ぜひ一度ご賞味いただきたい極上の逸品です
左Gyu do!の美人店長永留さん。心のこもった暖かいおもてなしが好評です
ギャートルズステーキ
人気ナンバー1メニュー、巨大な肉の塊ギャートルズステーキ!
店内
フレンチビストロを思わせるおしゃれな店内は家族連れやカップル、若い女性で賑わっていました

information

Gyu do! (ギュウドウ)

住所
鹿児島県鹿児島市東千石町12-13村山ビル1F
TEL
099-223-2044
座席数
42席
営業時間
ランチ 11:45~15:00 (L.O.14:30)
ディナー 17:30~24:00 (L.O.23:00)
定休日 無

※本店以外に、都内3店舗(不忍亭・梅川亭・永田町店)、佐渡島に1店舗ございます。

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